フォトウェディングのタイミングは入籍前？入籍後？

フォトウェディングとは、結婚式を挙げる代わりに写真だけを撮影することです。フォトウェディングにはどのような種類があるのでしょうか？今回は種類やタイミング、入籍前と入籍後の撮影のそれぞれのメリット、婚約期間中に撮影するエンゲージメントフォトについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

フォトウェディングの種類と特徴

フォトウェディングの種類は、撮影する場所によって2つに区分できます。

スタジオ撮影

スタジオ撮影は、事前にセッティングされたスタジオで写真を撮影するため、天候の影響を受けにくいというメリットがあります。準備が整っているスタジオで撮影するためイレギュラーが起こりにくく、予定通り進行させることができるため、比較的短時間で撮影ができるのです。

撮影時間は半日から1日程度で、ヘアメイクや着替え、撮影までをひとつの建物の中で完結できるため移動の必要がないというメリットもあります。

その一方で、ロケーション撮影と比べると背景に変化が少なく単調な写真になりやすい、季節感を出しにくい、閉鎖的な空間での撮影となり表情に緊張が出やすい、といった注意点があるのです。

ロケーション撮影

ロケーション撮影は、海辺や街中、田園風景、遊園地といった二人の思い出の場所などで行う撮影のことです。当日は写真を撮影するフォトグラファーやヘアメイクの担当者、撮影のプランナーなどがカップルに同行し、撮影を行います。

思い入れのある場所で撮影を行うため、緊張することなくリラックスした表情を取りやすいというのがメリットです。季節感のある写真を撮影できるため、背景の変化も楽しめます。

しかし、悪天候時の対応を事前に決めておく必要がある点や希望地で撮影できない可能性がある点、交通費などの負担、撮影時の気温といった外的環境の影響などを受けやすいという注意点があるのです。

どちらの場合も一長一短ありますので、カップルで話し合い自分たちらしい撮影スタイルを選択するのがおすすめです。

入籍前の撮影・入籍後の撮影それぞれのメリット

フォトウェディングの撮影はいつ行うのでしょうか。結婚式そのものは行わなくても、結婚の事実を役所に届ける入籍は行います。この入籍をひとつの目安と考え、入籍前と入籍後の撮影のそれぞれのメリットについて考えてみましょう。

入籍前のメリット

まず、入籍前にフォトウェディングを行うメリットは、撮影した写真を入籍報告などさまざまな場面で活用できることです。「入籍しました」というお知らせを、X（旧Twitter）やInstagramなどのSNSで行う際に、自撮りに比べてクオリティが高いプロが撮影した写真を利用できます。

入籍告知以外にも、年賀状の写真としても使用できるのです。親や親族に写真を送るときにも「正式な写真」として利用することもできるでしょう。

入籍後のメリット

入籍後に撮影するメリットは、大きなメリットは自分のタイミングでいつでも撮影できるという点です。入籍前には双方の親へのあいさつや親族へのあいさつ、役所への届け出、それぞれの職場へのお知らせ、新居への引越しなどやらなければならないことがたくさんあります。

結婚式をしないからといって、これらのお知らせを全くしないというわけにはいかないからです。色々と忙しい中でフォトウェディングの予定まで入ってしまうと、忙しくなりすぎて満足のいく撮影ができないかもしれません。

入籍後であれば、結婚にともなうさまざまなことがらが一段落してから撮影できるため、こだわったフォトウェディングをすることができるでしょう。また、ハネムーンを兼ねて写真を撮影することもできます。有名スポットで記憶に残る写真を撮影するのもおすすめのスタイルです。

婚約期間中に撮影する「エンゲージメントフォト」も人気

エンゲージフォトとは、プロポーズを受けて婚約してから結婚式までの間に撮影する写真のことです。日本ではあまり知られていませんが、欧米ではエンゲージフォトを撮影することが多いようです。そのためか、日本でも注目が集まっています。エンゲージフォトとフォトウェディングは何が違うのでしょうか。

服装の違い

フォトウェディングはウェディングドレスやタキシードのような正装で撮影しますが、エンゲージフォトではカジュアルな服装で撮影します。普段着やワンピースなどいつもの自分たちを自然な形で撮影できるため、近年人気が出ているのです。

エンゲージメントフォトのメリット

思い出の場所で撮影して、「私たち結婚します！」といった文字を添えて入籍報告として使うことも可能です。結婚前に、カジュアルなフォトウェディング写真を撮る感覚に近いのかもしれません。

結婚式の予定が未定のカップルにも最適

結婚式の予定が未定のカップルが、何らかの活用法があるかもしれないと考えて撮影するケースもあるようです。

まとめ

今回はフォトウェディングのタイミングや入籍前・入籍後に撮影を行う際のそれぞれのメリット、結婚前の婚約期間中に撮影するエンゲージフォトについてまとめました。告知に使用するならエンゲージフォトや入籍前の撮影、自分たちのこだわりをしっかりと反映させたいなら入籍後の撮影がおすすめです。どの写真であっても、二人にとって一生の思い出に残る大切な写真になります。二人でしっかりと話し合い、最も大切にしたい価値観を反映させた大事な撮影にしましょう。